ちょうちょ
<ちょうちょ>
江國 香織(文)松田 奈那子(絵)出版社:白泉社
おひさまをくぐり
かぜをすりぬけ
ねえ これって ごきげんじゃない?
ページからページへ軽やかに自由にひらひらと舞い遊ぶ。
女の子の髪飾りになり、ひんやりの果物を味わい、みる、きく、わらう。
大きな世界へ飛び出して解き放たれている。
ページを開くごとに自分も羽を広げて飛んでいける様にのびのびとした気持ちになります。
ちょうちょが空気を遊ぶあのふわふわとした動きを自分がしているように感じるかもしれません。
明るく伸びやかな絵本で私はとても好きになりました。
絵本を読み終えたあと、著者が大切にしている感覚をプレゼントされたような気分になるのです。
この本からいただいたインスピレーションを形にしてみよう!
アロマボタニカルワックスサシェ作品を作っています。
著者は
インパクトのある表紙からページを開くごとに表情を変える、松田奈那子さん(第1回MOE絵本グランプリ受賞作家)の鮮やかな色彩感覚には圧倒されます。
綺麗な様々な色のような言葉で紡がれる文は江國香織さん。
『号泣する準備はできていた』で2004年に直木賞受賞、『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』などは映画化作品を多数。エッセイ、童話、絵本など多方面で執筆活動を、また、絵本や児童文学の翻訳も手がけていらっしゃいます。
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